- 導入事例
- さくらインターネット株式会社
働く場所が分散するWithコロナ時代にマッチ
日経OFFICE PASSは、働き方改革の貴重なアセット。
インターネットの黎明期からデータセンター事業を中心に高品質なインターネットサービスを提供し、高成長を続けているさくらインターネット。サーバーやストレージ、ネットワークなどのインフラまで提供するIaaSだけではなく、SaaSビジネスやIoTプラットフォームの提供などサービス領域を広げています。働き方に関しても、社員の「働きがい」を追求した多様性を尊重する取り組みを推進。日経OFFICE PASS利用の根底には、同社の新しい働き方への思いが息づいています。
導入の背景
コロナ禍で、第三のワークスペースの必要性がより鮮明に。
- 創業以来、一人ひとりの社員が「働きがい」を追求できるよう、数々の先進的な取り組みを推進してきた
- 働く場所の自由も社員に提供していたが、コロナ禍以前は出社する社員が多く、第三のワークスペースの利用者は多くなかった
- 1回目の緊急事態以降はリモートワークにスムーズにシフト。その後も在宅勤務を継続する社員が多い一方で、自宅で仕事がしにくいケースも顕在化した
導入の理由
全国250カ所以上のシェアオフィスを自由に使える魅力。
- 全国8拠点の社員全員が使える250カ所のネットワーク
- 画一的なシェアオフィスでなく、多様なオフィスを自由に選べること
- 会社と自宅だけでなく、働く場所の選択肢を増やしたい
導入の効果
社員の選択肢を増やすことで、より働きやすい環境を。
- 多様な仕事場の中から能動的に選ぶことによるモチベーションアップ
- 目的に合ったワークスペースを選択することで業務効率が向上
- 働く場所の選択肢を増やすことで、働きやすい環境づくりを加速
導入の背景コロナ禍で、第三のワークスペースの必要性がより鮮明に。
社員一人ひとりが『働きがい』を追求できる取り組みを推進
1996年の創業以来、日本のインターネットの成長を支えてきたさくらインターネット。働き方改革においても、早くから先進的な取り組みを行ってきました。
「会社が働きやすい環境を提供し、一人ひとりの社員が『働きがい』を追求できるよう、多様な働き方を推進する様々な取り組みを行っています。そうした考え方を『さぶりこ』(Sakura Business and Life Co-Creation)と総称しています。会社に縛られずに広いキャリアを形成(Business)しながら、プライベートも充実させ(Life)、その両方で得た知識や経験を共創(Co-Creation)へとつなげる事を目指しているわけです」。そう語るのは、同社の総務部でファシリティを統括するユウ 昌日氏。
その理念は、時短やテレワークが可能な他、副業やボランティアなどパラレルキャリアの奨励、業務が終われば定時の30分前に退社OKなど、様々な具体的制度に落とし込まれています。
社員の成功をサポートしたいという思いが強い会社
「さぶりこの根底にあるのはES(Employee success)。お客様の成功( Customer success )を社員が実現するためには、社員自身の幸福や成功(ES)が前提となると考えており、そのための支援は会社として必要な役割だと考えています。社員の成功のために様々な制度があり、そのひとつとして働きやすさの追求があり、どこで仕事をしてもいいという選択肢があります。ただ、実際には会社に出社する従業員が多く、自宅やシェアオフィスのようなワークスペースの利用者は多くはありませんでした。」(ユウ氏)。
そんな折、新型コロナウイルスによる緊急事態宣言が発令されました。
「弊社は以前からテレワーク制度を整備してあったので、在宅勤務への移行もスムーズでした。緊急事態宣言が解けた後、従業員の多くは会社に出社せずそのまま在宅勤務を継続しましたが、一方で家族のいる社員はワークスペースがなかったり、子供がいて仕事がしづらかったりといったケースが顕在化しました」とユウ氏。課題としていた、誰もが気軽に使える第三のワークスペースの必要性がより鮮明になったのです。
選定の理由全国250カ所以上のシェアオフィスを自由に使える魅力。
全国8拠点の全社員公平にシェアオフィスを提供したい
「コロナ禍の前からシェアオフィスの利用を考え、色々調べていた」というユウ氏でしたが、なかなか希望に沿うワークスペースは見つかりませんでした。
「一般的なシェアオフィスですと、特定の場所にしかありません。弊社は全国に8拠点あり、全社員公平にワークスペースを提供したいと思っていました。日経OFFICE PASSなら、北海道から沖縄まで全国に250カ所以上のシェアオフィスがあります。やはり全国的なネットワークが選定の大きな理由です」とユウ氏は語ります。
日によって働く場所をフレキシブルに変えられる。
実際にシェアオフィスを利用する立場の社員は、どんなポイントを重視したのでしょう。
「様々な場所にあるのはもちろんですが、それぞれのシェアオフィスが個性的で、気分に応じて使い分けて楽しめるところ。自宅より設備も充実しているし、気分転換にもなりモチベーションも上がります」と、話すのは総務部の竹田あずさ氏。日によって、働く場所をフレキシブルに変えられるという点こそ、同社が推進する働き方に合致するものといえます。
導入の効果社員の選択肢を増やすことで、より働きやすい環境を。
集中力やモチベーションアップ、利便性など多様な評価
自宅と会社以外の第三のワークスペースができたことで、これまで以上に自由な働き方が可能になった同社。仕事への集中力が高まる。モチベーションが上がる。気分転換が図れるなど、多様な声があがっています。さらに、利便性や使いやすさに対する評価も高いものがあります。
「出張の時にホテルだと照明が暗くて仕事ができなかったので、OFFICE PASSで近くのシェアオフィスを探して活用したことがあります。初めての街でもWebサイトから簡単に検索できて余計な出力や手続きも不要、すぐに使えるのが便利」と語るのは、広報を担当する中西朋依氏。
「以前は、コワーキングスペースを使用する際、その都度経費精算していたので管理が非常に煩雑でした。OFFICE PASSは定額制なので、使用する社員も管理する会社もラクになりました」と、ユウ氏も使い勝手の良さを強調します。
目的に応じてきめ細かく働き場所を使い分けることも可能
さらに、中西氏は、目的に応じた使い方の妙を披露してくれます。 「一人で作業する時は自宅近くのシェアオフィス、チームでのコミュニケーションは会社、仲の良い同期と集まる時はみんなが足を運びやすいターミナル駅付近のシェアオフィス、Web会議にはそれに適したシェアオフィスという感じで、目的に応じて使い分けています」。
こうした細かな使い分けに対応できるのも、OFFICE PASSのメリットといえます。
「Withコロナ時代、働く場所が分散するのは大きな流れです。働く場所が多様化していき、社員はいつでも好きな場所を選ぶことができる。出社したい人は、出社すればいい。シェアオフィスで集中したい人は、目的に合ったシェアオフィスに行けばいい。場所にとらわれないリモートワーク前提の働き方を実現するために社員の選択肢を増やしていくことが重要となります。そして、選択肢を増やすためには、社内のアセットだけでは効率が悪くなります」と、ユウ氏。
何よりも社員の成功を願い、先進的な働き方を推進する同社のような企業にとって、日経OFFICE PASSは、会社に可用性と多様性をもたらす貴重なアセットといえそうです。
Profileさくらインターネット
株式会社
本社所在地 | :大阪府大阪市北区大深町4-20 グランフロント大阪タワーA 35F |
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設立 | :1999年(平成11年)8月17日 |
従業員数 | :連結694名(2020年3月末) |
資本金 | :22億5,692万円 |
https://www.sakura.ad.jp |
企業紹介
日本最大規模の大容量・高速の通信回線を確保し、高度なセキュリティと堅牢な設備環境を備えたデータセンターを自社運営。ハウジングとホスティングの2つのサービスを展開している。さらに、近年では演算能力に特化したサービスやIoT用通信環境とデータ保存・処理システムが一体型のIoTプラットフォーム、IoT/M2M向けSIMサービスなどの新しいサービスにも取り組んでいる。